「長野県知事選についてわいわい話そうの会」を7月28日(土)午前10時より、長野市・介護センターつるが一階談話室で行います

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憲法が日常に溶け込んでくると、心が温かくなります。
いまの世の中、大人も子ども時間に追われ、やることにおわれ、生きるだけで精一杯になっています。
でも、ふっとたちどまるとみえてくるものがあります。

今の社会は、まわりに合わせることが良いこととされてしまっています。
皆と違う意見を言う人は、おかしい、変わっている。
皆と同じ行動ができない子は、おかしい、変わっている。
周りになじめない、まわりにあわせられない子は、空気を読めない子。ダメな子。
でも本当にそうなのでしょうか

憲法が日常に溶け込んでいれば、そうは思わないのではないでしょうか。もっと温かい心で、自分を、周りの人を見ることが、理解することができるのではないでしょうか。

雨の日に傘をささなければいけないのでしょうか。
授業中にノートに絵をかいていてはいけないのでしょうか。

子どもの尊厳・個人の尊厳を大事にするのならば、雨の日に傘をささずに雨を感じたいのなら、感じればいい。風邪や洗濯の心配は、親の都合であり、子供は全身で雨を、自然を感じたいのなら、それの何が悪いのだろうか。
絵が大好きな子が、授業のちょっとした間に絵をかいて何がいけないのだろうか。授業を妨害しているわけではない。周りに迷惑をかけているわけではない。

今の世の中、とても生きづらくなっています。~しなければいけない。こうしなければいけないということに縛られすぎているのでは、ないでしょうか。

県知事選挙が7月19日告示されました。

県知事選にともない、「長野県政を考える母の会」というものを発足しました。
正直、県政はなんだか遠くてよく分からないと思っていました。分からないからこそ知りたり、候補者のお二人に政策について聞いてみたいと思い、公開質問状を作りました。回答を読んだり、政策について調べていく中で私は、県政に出来ることの多さ、それが日々の暮らしと密接に繋がっている事を知り、希望を感じました。

子育て世代の切実な要望として、家庭の収入によって子どもの教育格差や将来の可能性を狭めてしまうことのないよう、義務教育を無料化して欲しいです。今は義務教育であっても小学生で約8~9万円、中学生で約12万~13万円の保護者負担があり、年々その額は増えています。子どもの貧困が広がる中でそれはとても大きな負担です。学校給食費を無料にして欲しい。子どもの医療費無料を拡充して欲しい。そうすることで、子どもの学ぶ権利、健康に生きる権利を守って欲しいのです。義務教育無料は、憲法にも明記されている子どもたちの権利です。
長野県でも8月から子ども医療費窓口無料化が始まります。また県内7割の市町村では、市町村の負担で18歳までの医療費無料化の拡充が行われています。でも、子育て支援政策は全然足りていないと感じます。国の政治がひどすぎるから追いつかないのです。

今年の夏は大変暑いです。学校のクーラー設置率ってどうなんだろ?って思って、調べてみました。
長野県の小中学校は3.7%で、全国平均は49.6%です。これは全国で43位の設置率。
また長野県の高校のクーラー設置率は18.7%で、全国平均は74.1%だそうです。涼しいイメージのある長野県だけど、すごく暑い全然涼しくないです。クーラー設置は、子ども達の健康と命の問題だと思います。子どもの人権の問題だと思います。教室にクーラーをつけてください!!

県知事には、足元の暮らしを第一に考えてくれる人になって欲しいと思います。

2014年7月に制定された子ども支援条例、2016年7月に成立した子どもを性被害から守るための条例について、子供のための条例とされていますが、子ども自身の権利を守り、誰のための何のための条例かということを考えると、子どもの支援ではなく、子どもの権利を大切にした権利条例への改定を望みます。また、『家庭教育』という名のもとに国や自治体が学校や家庭に介入し、親は、こうしなければならない。学校はこうしなければならないということで、家庭での子育てが息苦しくなり、また教育現場でも、息苦しくなり家庭も学校も子育てが難しくなっていると思います。

県政について母親目線で気になることを公開質問状にして候補者お二人へ送りました。
子どもの窓口医療費のこと、家庭教育について、松枯れの空散、貧困対策についてなどの質問、7項目です。
質問状に取り組んだ経緯は、子育てや教育について私たちが知りたいことや問題意識を持っていることについて二人の考えを知れる機会がなかったからです。今回の質問状によってすでにいじめ対策の条例ができていたり、子育てについての条例で親の役割が明記されていたり、知らなかったことが出てきました。
これからの高校再編などもそうですが、子育てや教育について誰のためのものなのかが明確でないものがあるのではないかという疑問があります。

また、リニアについては、豊かな自然環境を壊してしまい、生活環境が変わってしまう恐れがあります。住民の意見を十分に聞かずして、工事を進めることは、やや乱暴ではないかと思います。

どんなことも子どもの未来が明るくなるものであってほしい
お金ももっと子育てや教育に使ってほしい
子どもの未来、子どもの心や体のことを考えた県政を望んでいます。

お二人から回答をいただけましたので、この回答や他の政策も含め
「県知事選についてわいわい話そうの会」を7月28日(土)午前10時より、長野市介護センターつるが一階談話室で行います。お子さま連れも可能です。
県知事選に関心がある方も、よく分からないという方も皆でわいわい話して一緒に考えましょう。

阿部守一さん回答PDF

金井忠一さん回答PDF

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